台北MRTの松山線が開通し、遂に台湾鉄道松山駅とMRTが合体!台鉄松山駅ってMRTの駅とは雰囲気が全然違うし、台北駅とも若干違ってて、ここから台鉄に乗って台北を飛び出したいなー、・・・な~んて気にさせる雰囲気が思いっきり漂ってるんですよね(笑)そんな中、台湾観光局の方から「九份や福隆をじっくり回れるセットチケット」の存在を教えていただき、僕自身、じっくりと見たことないスポットも多かったので、今回その概要について一通りチェックしてみました。
■このページのコンテンツの目次■
・黄金福隆線セットチケットのラインナップ
・1 福隆観光センター
・2 澳底
・3 龍洞四季湾
・4 龍洞湾海洋公園
・5 鼻頭
・6 水湳洞
・7 黄金博物館
・8 九份
・9 瑞芳駅
・帰りは松山駅で降りて饒河街夜市、って流れも楽しい!
・季節によっては期間限定のチケットもあるようです
・黄金福隆線をチェックしてみて
黄金福隆線セットチケットのラインナップ
・Aセット 【九份ティータイム】 179元
福隆黄金線の所定の9駅にて乗り降りし放題1日乗車チケット
九分小吃アフタヌーンティー優待券
・Bセット 【福隆自転車+弁当】 299元
福隆黄金線の所定の9駅にて乗り降りし放題1日乗車チケット
台湾鉄道往復切符(台北-瑞芳-福隆)1枚
福隆駅前のレンタル自転車体験券
福隆弁当優待券
※その他、季節限定のセットが販売されたりもするようです!
チケット購入に関する詳しい情報は台湾観光局のサイトでご確認ください
→ 台湾観光局「黄金福隆線」公式サイト
セットチケットは基本的に9カ所のバス停で乗り降りし放題の1日乗車券がベースになっています。Bセットになると往復の台湾鉄道のチケット付き。
台北駅から台湾鉄道に乗り、約1時間半、在来線に揺られて福隆駅にて下車。そこから「黄金福隆線」のバスを利用して、9つのバス停で乗り降りしながら各エリアを散策していく・・・という使い方になるわけですが、観光局が紹介している順序によると、
台北エリアから台湾鉄道で出発
↓
台鉄福隆駅
↓
(ここからバスでの移動スタート)
福隆観光センター
↓
澳底
↓
龍洞四季湾
↓
龍洞湾海洋公園
↓
鼻頭
↓
水湳洞
↓
黄金博物館
↓
九份
↓
瑞芳駅
↓
台湾鉄道で台北エリアへ戻る
という流れ。
台湾鉄道で福隆まで行ってしまい午前中から午後にかけて移動しながら過ごし、夕方から夜にかけて九分に到着。
九分から最後のバス移動を行い、瑞芳駅から台湾鉄道で台北エリアまで戻ってくる・・・という感じが実現しそうな、なかなか面白そうな流れになっています。
行き帰りは台湾鉄道を利用する必要がある関係上、この流れはスムーズだなと感じます。たぶん先に福隆まで行ってバスで瑞芳まで戻ってくるパターンだけでなく、瑞芳で降りてバスで福隆方面へ進んで行く、という使い方もできるのではと思います。
九分は3回程言ってるし、福隆ビーチの辺りには今年の夏だけで5回は行ってるんですが、それ以外のエリアはほとんどわからず・・・。なので、どんな感じなのかまずは概要をチェックしてみました。
それぞれ9カ所のバス停の各エリアについてチェックしてみます。
1 福隆観光センター
台湾鉄道福隆駅周辺エリアで、福隆ビーチ、福容ホテル、龍門キャンプ場などがあります。何と言ってもこのエリアはビーチがあることが特徴で夏に楽しいスポット。海水浴場は勿論夏だけしか開放されていませんが、ビーチ自体は1年中入場することが可能です。
さらに福隆駅は弁当でも有名で駅前はいつも混雑しています。ホームで販売している業者さんもあり。
同時に龍門キャンプ場は世界キャンプ総会の基準をクリアーしている本格的な総合アウトドア施設。大型カヤック基地があるなどカヤックに関しても有名なスポットになっています。電動射撃場もあるとのこと!
2 澳底
澳底漁港に隣接して澳底海鮮街があり、近海で獲れたカジキ、カンパチ、イカ、イセエビ、ハタなどが楽しめるとのこと。
ここ魅かれますねー(笑)漁港に隣接してる海鮮街って、かなり興味ありです。
3 龍洞四季湾
1年を通じて海に関連したレジャーなどが楽しめるスポット。クジラやイルカを見れたり、シュノーケリングができ、冬は暖かい海水風呂を堪能できるようで、ここもなかなか魅かれますねー!
龍洞岬には龍洞岩場という台湾でも有数のロッククライミングのスポットがあります。難易度もさまざま用意されていて初心者から上級者まで幅広く楽しめるようです。
4 龍洞湾海洋公園
龍洞湾海洋公園はヨットハーバー、海水プール、地質解説展示館などの複合施設。ここもなかなかおもしろそうな施設ですね。海水ブールはダイビングやシュノーケリング用のプールになっているようで、カヌーのレッスンなども開催しているとのこと。何気に特殊でいい感じですね。
あと、ここは潜水のインストラクターさんが潜って採ってきたテングサを利用して作っている寒天が有名みたい。
5 鼻頭
軍艦のように浸食された岬、マッシュルームのような形状になっている「蕈状岩」が有名。
画像は鼻頭角歩道と鼻頭角地質公園の海辺の奇石。台湾って結構こういう感じの奇石になってる海岸がありますよね。ここもなかなかおもしろそう。
6 水湳洞
鉱砂の沈殿と、岩石の上に菌類が繁殖してることで黄金色になっている「黄金の滝」。ここもまた珍しい景観になっていますね。結婚用の写真撮影スポットとしても人気のようです。
左側の画像は陰陽海。ここも重金属が含まれている鉱砂が流れ出していて普通に青い海・・・というのとは全く違った景観になっています。台湾の多くのシンガーがミュージックビデオを撮影するスポットとして有名とのこと。
7 黄金博物館
このエリアは、鉱業に関する展示が行われている「黄金博物館」、坑道へ行って採鉱体験ができる「本山行動体験」、日本の皇太子を接待するための臨時の館として利用された「太子賓館」などがあります。たぶん昭和天皇が皇太子だったころの話だと思います。ここは実際に行ったことありますが、台湾のこんな山奥にこんなに昭和を感じる日本建築があるーって驚いたのを覚えてます。
それと鉱夫弁当っていう大きな排骨、煮たまご、大根の漬け物がご飯の上にのった弁当が有名みたいです。台湾らしいメニューで、何気に食べてみたくなりますよね。って言うか、行ったらとりあえず食べるはず(笑)
8 九份
九份エリア。もうここについては特に書く必要もないと思います(笑)それくらい高い知名度ですよね。台北に来たら、九分も行く・・・って方、かなり多いんではないでしょうか。
実際、地元である忠孝復興駅からMRT乗ろうとして歩いてると、九分行きのバス停が分からなくて迷ってる感じの日本人旅行者の方々に何度も遭遇してますし、実際何度か道を訊かれて教えてあげたこともありました。
忠孝復興駅の1番出口に九分行きを専門にやってるタクシー業者さんが何人かいるんですが、それらを利用して乗って行った方も何度も見ましたし。
それくらい今九分って人気のスポットですよね。このセットチケットを利用していろいろ回りながら九分もしっかり楽しむっていうコース、なかなかいいなーって思いますね。やっぱこの黄金福隆エリアとなると九分は絶対外せないスポットだと思います。
9 瑞芳駅
台北から九分へ台鉄で行くときの乗換え駅。僕はビーチ目的でここを通過して福隆駅まで行くことがほとんどなんですが、どんなに混雑していてもここ瑞芳駅でほとんどの人が降りるので、こっから先は必ず座席を確保できる境界の駅として脳裏に刻まれてます(笑)
今回知ったのですが、この瑞芳って地名は本来はお店の名前だったんですね!金の採掘でこの辺りが沸いていた頃、山の麓に位置するこのエリアで「瑞芳」という商店が営業されていて、金採掘の関係者の間でとても有名だったとのこと。その有名加減がとことんまで高じて、ついに「瑞芳」が地名に変わったということのようです・・・びっくり。
それと駅前の民生街の交差点は屋台料理がいろいろあることで有名みたいです。特に「龍鳳腿」と呼ばれるチキンロール、福哥牛肉麺はずっと昔から支持され続けている伝統の一品らしいです。ここでとりあえずの夕食などもいいかもです。
帰りは松山駅で降りて饒河街夜市、って流れも楽しい!
台北駅を出発して台鉄で東北角エリアへ移動し、黄金福隆線の各エリアを堪能。瑞芳駅から台北エリアに台鉄で戻ってくることになるわけですが、台北駅まで行かずに手前の松山站で降りてしまい、最後の最後は饒河街夜市で遊ぶ・・・というルートも楽しいです。
MRT松山線が開通し松山駅とMRTが繋がったので交通の便が格段に良くなりました!
今まで饒河街夜市ってバスでアクセスするか、板南線の永春駅から歩いてアクセス、それかタクシー・・・という方が多かったと思うんですよね。
でも松山線が開通したおかげで、饒河街夜市へMRTでアクセスできるようになったのでこの利便性を利用しない手はないです!
ってことで、松山駅で下車して饒河街夜市へなだれ込み・・・ってパターンもぜひ選択肢に入れておくと楽しさが倍増すると思います。
季節によっては期間限定のチケットもあるようです
夏は福隆ビーチを利用できるチケットも含まれてるセットチケットがあったようなので、毎年、季節ごとに期間限定でお得なセットが売り出されるかも。興味ある方は要チェックですね。
福隆ビーチは個人的にもかなり通っていて、天気が良いと「空の青」と「砂浜と雲の白」のコントラストが最高に心地いいスポットです!・・・って言うか、季節限定チケット、一番チェックしなきゃなのは僕なのかもしれません(笑)
さらに福隆駅のお弁当の優待券もついてくるみたいですね。
いくつかのお弁当のお店があります。駅のホームで販売してる業者さんもあって、結構それがおいしかったり。3つのお店で食べ比べたら、お惣菜の内容が全く同じでびっくり! 味とか仕上がりは若干違いがあったんですが、その辺の詳しいことも別記事内で書いてるのでご興味ある方はチェックしてみてください。
→「福隆海水浴場/FulongBeach 台北から台鉄で乗り換えなしでアクセス!」
→「福隆の駅弁 台鉄福隆駅周辺で3つのお弁当食べ比べたら驚いた!」
黄金福隆線をチェックしてみて
今回、初めて黄金福隆線というバスで回れるセットチケットの存在を知ったんですが、正直、今回知ることができて良かったって思いました。
季節によっても楽しみ方が結構ガラッと変わったりもしますが、福隆や九分など親しみやすいエリアが入っているし、他にもおもしろそうなスポットが結構ありましたよね??
そもそも僕自身、台湾鉄道の在来線でゴトゴト揺られて地方都市へ足を運ぶのが大好きなんで、行った先でバスを利用してコンパクトにスムーズにあちこち見て回れる流れが出来上がってるっていうのは、かなり利用しやすいなーって実感しました。
セットになっていてお得感もあるし、季節限定チケットもおそらく毎年発売されると思うので、その辺りも継続的にチェックしていきたいなーって思いました。