台北ロングステイは宜蘭が充実させる
台北を拠点にロングステイしている場合、急に海にいきたくなったり、山の大自然に触れたくなったり、鉄道やバスで日帰りの小旅行をしてみたくなったり・・・
ロングステイって観光というより生活ですから、ロングステイ生活が長ければ長いほど現地人感覚が出てきてしまいますよね。MRTやタクシーをいつしか使いこなし、都会生活を送るのも楽しいんですが、やはりふいにお出かけしたくなりますよね。
台北から東側への旅行は、九分や基隆止まりというのがけっこうお決まりのパターンだと思うのですが、さらに足を伸ばせば、実は宜蘭など台湾の東海岸をもっともっと楽しめるんですよね。
さて、その宜蘭をもっと手軽にちょくちょく探索することが、より現実的になりました!
長距離バスと雪山トンネル
2007年11月15日より、カバラン客運により台北・宜蘭間の長距離バスの運行がスタートしました。台北から、坪林を経由して、北宜高速道路の雪山トンネルを利用し宜蘭市までを、およそ1時間20分で結びます。
その後、同様に約1ヶ月遅れで首都客運が運行を開始しました。
雪山トンネルとは、雪山山脈を東西に縦断し、台北県の坪林と宜蘭県の頭城をつなぐトンネルで、15年の難工事の末、2006年6月開通しました。全長12.9キロで、台湾で最長、アジアで2番目の長さを誇っています。
このトンネルは、台北県と宜蘭県の連絡を大幅に改善し、3時間以上かかっていたものを、40分に短縮する結果となっています。
台北と宜蘭を結ぶ長距離バスが運行開始
このバスは、24時間体制での運行でという間隔で運行されています。
- 日中 ⇒15~20分に1本
- 夜10時~翌朝5時まで ⇒1時間に1本
台北から宜蘭を訪れる場合、これまでは鉄道がメインとなっていて、供給が少なかったため、座席を確保することがかなり大変なことだったらしいのですが、この問題を緩和する結果となっているようです。
- ≪料金≫
- 台北⇒宜蘭 155台湾元
- 台北⇒羅東 160台湾元
鉄道の場合200台湾元を超えてしまうので、今後ますますこの長距離バスの利用者の増加が見込まれているそうです。
私も地図とにらめっこしてみました。このバスを利用すれば、本当に宜蘭市を探索することが、かなり頻繁にできますよね。台北をロングステイの拠点にしている方にとっては、宜蘭市がかなり身近なスポットになり得ますよね。
注意点としては、「台湾の天気・気候(気温・降水量) 宜蘭編」の記事内でもお伝えしているんですが、宜蘭は結構雨が多いエリアであるということです。雨対策が欠かせませんね。
天気の良い時期を見計らって、サッと行ってサッと遊んでサッと帰ってくる! そんな感じでロングステイの幅を広げてみてはいかがでしょうか。