ロングステイやショートステイなどで北部台湾へ出かける場合、台北市とともに台北県って結構身近ですよね。いや、結構というか、台北市でロングステイライフを送っていると、気がつくと台北県で過ごしていた・・・なんてことになっていることはとても多いことと思います。
そんな台北県なんですが、台北県に絞った基本情報や特産品などなど、改めてチェックする機会って決して多くはないですよね。というわけで、台北県の基本情報をまとめてみました。皆さんのロングステイライフに少しでもお役にたてれば幸いです。
台北県の地理
台北県の人口は380万8,875人で、行政区は10つの市、15の郷、4つの鎮から成り、戸数は1,319,376、村里数は1,017ほどあります。台北県の土地面積は2,052.57平方キロメートルで全台湾の6%、海岸線の長さは120kmとなっています。(2008年7月現在)
台北県は地理上、台湾の西北部に位置し、東経122°北緯25°中心位置は石碇郷の石碇となっています。台北県の境界線の内側は台北市をぐるりと囲み、東北の角は基隆市を臨みます。
台北県の東側は宜蘭県に隣接し、東端は貢寮郷の田寮洋子莱莱になります。西側は台湾海峡と福建省を臨む事ができ、西端は林口郷の小南湾字下福になります。南端は烏来郷の棲蘭山で、北端は石門郷の富貴角になります。
台北県の気候
台北県の気候は亜熱帯季節風型で、平均気温は 21~22℃前後で、平均最低気温は1月の12.4°C、平均最高気温は7月の33.6℃になります。
夏や秋の時期の台風及び冬季に吹く東北季節風の影響により、台北県に十分すぎるほどの雨量をもたらす結果となり、台北県は年中雨に見舞われているんですね。台北県の降雨量は平均 2,119mmで、民国90年に発生した納莉台風(NARI)の時の雨量は2,679mmにまで到達したという記録が残っています。
台北県の特産品
・林口龍壽茶(産地は林口郷、生産期は4月から11月)
・坪林包種茶(産地は坪林郷、生産期は年中)
・石門鉄観音茶(産地は石門郷、生産期は年中)
・瑞芳ヤマイモ(産地は瑞芳鎮、生産期は9月から11月)
・三芝苦茶油(産地は三芝郷、生産期は9月から11月)
・烏来苦花魚(又の名を「福山魚」、産地は烏来郷、水温が摂氏20°Cの河川川上に分布し、水底の藻類や水に棲む昆虫を餌にする)
・五股緑竹筍(産地は五股郷、生産期は5月から10月)
・八里孔雀蚶(*蚶(きさ)=日本では赤貝の古名にあたる、孔雀貝の事である。産地は、八里郷)
・烏来桂竹筍(産地は烏来郷、生産期は4月から五月頃)などの物があります。
いかがでしたが? 地理的なことはさておき、台北県の一般的な気候の特徴など、大まかに把握しておくと思いもよらないロングステイのシーンで役立ってくれるかもしれません。特に、特産品は私自身もかなり勉強になったなーという印象。次回のロングステイ時に、ぜひ意識的にチェックしてみたいですね。