台湾の重要な仏教聖地
五股西雲寺は「亀山厳」、「獅頭厳」、「西雲厳寺」又は「大士観」と呼ばれ、その他に、五股郷のもう一つのお寺である「内厳」と呼ばれる凌雲禪寺と対称して、「外厳」と言う呼び名もあり、観音菩薩が主体に祀られています。
清代の乾隆17年(1752年)に胡氏が土地を寄付しお寺が設立されました。その後、嘉慶16年(1811年)に、五股郷の人々が資金と土地をあらたに寄付し、さらに大きく増築されています。
五股西雲寺は、台湾の重要な仏教の聖地であると共に、五股郷の名勝の一つとなっています。
日本統治時代は、
・基隆の霊泉禅寺
・苗栗の法雲寺
・台南の開元寺
と並んで台湾の四大仏教聖地と呼ばれていた程なんですね。
民国18年の台湾の「宗教台帳」の記載によると、西雲寺の土地坪数は約1,020坪ほどあり、建物の坪数は102坪余りとされ、臨済宗妙心寺派に属する形となっています。
建築形式は、伝統的なミン南式三合院を採用され、全体的に節度のある質素な造りになっています。派手な装飾も多くなく、正殿以外は一般的な民宅のようであり、装飾も簡単で質素が原則とされているんですね。
このお寺は、民国74年8月19日に第三級古跡に指定されました。(所在地は台北県五股郷成州村西雲路179巷3号)
HAVE A NICE 台湾ロングステイ!!