実食した台湾マンゴー、遂に15種類を突破しました!!
台湾マンゴーって、いろんな種類があるんですよね、実は。
台湾に長期滞在していた2003年頃、台湾マンゴーにはいくつか種類があるってことを知ったんですが、今年、完全に移住してから様々なマンゴーに遭遇したり、はたまた台湾マンゴーの専門サイトを運営したりしているうちに、かなりの種類を実際に体感するに至りました。
現状、台湾のマンゴーは「愛文」しか日本で流通できないみたいなので、僕自身も以前は、台湾マンゴーっていわゆる愛文マンゴーのことでしょー・・・って認識でした。でも、これだけいろんなマンゴーが台湾にあるって知ってしまった以上、是非とも食べなきゃもったいない!!
ってことで、実際に僕が実食してきた台湾マンゴー、画像を交えてお伝えです。
以下、僕自身がそれぞれの台湾マンゴーに出会った順に掲載です。
①愛文
日本で台湾マンゴーと言えば「愛文」のこと、と言い切ってもいいと思います(笑)台湾国内でも、マンゴーって言ったらやっぱり「愛文」って感覚があります。
食べ比べると、やっぱりマンゴーとして最も甘さが深くて濃厚だと感じることが圧倒的で、他の種類のマンゴーを食べた時、ついつい愛文と比較することが多いです。
②金煌
台湾ではかなり流通していて、どこででも見かけます。愛文より若干価格が安い場合が多いです。味は濃厚でなくさっぱり系です。
③玉文
玉文マンゴーも結構目にすることが多いです。愛文ほどではないけど、結構深い甘さがのってます。お値段は若干高め。
④土マンゴー
緑色の小さなマンゴー。もともと台湾にあったローカル品種という位置づけですが、厳密には外来種。マンゴーらしい香りが強くて甘さもいい感じ。僕的にはかなり好きです。
中を揉み込んで柔らかくしておいて、上からストロー差してドリンクみたいにして飲む(?)時もあります。
⑤台農一號
これも小粒系。特徴はとにかく甘いこと!マンゴーっぽい風味は薄く、とにかく甘さが強いーって印象。
⑥蜜
台南の卸業者さんから買ったんですが、これもとてもおいしいマンゴー。小粒系で。
かなり甘いし、柑橘系のいい感じの酸味もしっかりでバランスが最高です。おすすめ。
ただ、あまり見かけないし、もしかしたら、台南の辺りにしかないのかな・・・って思ったり。
⑦西施
小粒系で細長いタイプ。あっさり系だけど、味はしっかりしてておいしいです。
⑧杉林
こちらもあっさり系のマンゴー。形が変わっていて、鳥のくちばしを思わせる尖った部分があります。
⑨紅竹
愛文ほどの濃厚さはないけど、これもおいしいマンゴーです。大きめなので食べるところが多いです。
⑩聖心/センセーション
杉林マンゴーみたいに、一部が尖っていてユニークな形です。甘みも酸味もいい感じのバランスでおいしい品種。
⑪バナナ/懐特
愛文などのマンゴーらしい風味とかない違っていて、好き嫌い分かれる感じです。形がバナナみたいなのがおもしろい。流通はあまり多くないみたいですね、ほとんど見かけません。
⑫文心
生産者さんから「愛文のお姉ちゃん」にあたる品種系統だと言われましたが、食べてみると、確かに愛文っぽいマンゴーらしさを感じます。濃厚さは若干弱いけどおいしいです。
⑬金蜜
信じられないくらい甘い!台農一號と同じような味の系統で、マンゴーらしい風味はあまりないけど、とにかく強い甘さが特徴。
特に僕が手にしたのは「金蜜21」って箱に書いてあるもので、青果市場の果物屋さん曰く、糖度が21度って意味で「金蜜21」というブランドネームになってるとのことでした。
これはホントに甘かったですよ~。
⑭キーツ
青果市場なんかではあんまり見かけないけど、逆に大きなスーパーなんかには結構あったりする品種。濃厚系じゃないくあっさり系です。
⑮リンゴピアーズ/蘋果
かなりリンゴっぽいビジュアル。味は愛文に似た感じ!甘さもしっかり酸味もしっかりな、おいしいマンゴーです。
台湾マンゴーの体感的な味の系統
ここまで実際にいろんな台湾のマンゴーを食べてみて、味の系統がいくつか存在していることに気づきました。
・甘さが深く濃厚、酸味もあって重厚な味わいのタイプ
・甘さが深く濃厚、酸味もあり、さらにマンゴらしい風味が強いタイプ
・濃厚さを抑えたスッキリな味わいのタイプ
・強い甘さが特徴で、マンゴーらしい風味が弱いタイプ
かなり大まかですが、上記な感じに分けられるのかな・・・と思います。
というわけで、今振り返ると、ものの3ヵ月程でよくも15種類もの台湾マンゴーを制覇したな・・・っていうのが率直な想いです(笑)
ただ、僕自身が既に知っている範囲でもまだ実食できてないものもあるし、まだ僕自身が把握していない品種がまだまだある、ということも理解しています。
実際、青果市場に出店してる業者さんと話をしても、業者さんですら「全て把握なんてしていないよ・・・それくらいろんな品種があるし、新たなものも出てくるから・・・」と言ってました(笑)
今後ますます新たな台湾マンゴーに出会っていきたいです。その都度このページで追加コンテンツを掲載していきます!