はじめての台湾物語
初めて台湾の空の玄関口である台北に降り立ったのが数年前。季節は春を感じる3月でした。アメリカ西海岸から日本を通り越して、国際的な大引越しを慣行したのでした。かなり早朝に到着した便だったので、機内から台北の上空からの夜景を眺めたことや、成田ではなく台北までということで、いつもより長いフライト時間に飽き飽きし、今か今かと台北への到着を待ち焦がれたことを鮮明に覚えています。
おまけに愛犬2匹を伴った入国・・・アメリカ西海岸から台北への引越しという大ごとだったため、愛犬も引き連れての台湾入国となったのでした。その関係上、現在の台湾桃園国際空港の検疫オフィスの業務開始時刻まで2時間も待たされる羽目になったわけですが・・・今となってはただただ懐かしいの一言です。
さらにこの後、10時間以上のフライトでクタクタになった体にムチ打って、アメリカ生まれの愛犬の検疫のため、大型のワゴンタクシーにて台湾大学へ移動。そこから愛犬の搬入や、検疫のための入所手続きでさらに3時間拘束され・・・いや、とにかく大変でした。
台北の街並みに無条件反射的に拒絶反応・・・
日も昇ってない早朝に台北に到着したにもかかわらず、やっとのことで遠い親戚宅にタクシーにて到着したのはお昼前でした。
当時は現地の地理やエリアの特色などが全くわからなかったんですが、今思えば最高のロケーションでした。忠孝東路と復興南路のぶつかったところ・・・わかる方、少ないかもしれませんが、台湾SOGOから歩いて5分程の何をするにも便利なエリアに落ち着いたのでありました。
かなりいろいろな期待に胸を膨らませてアメリカ西海岸から乗り込んできたわけですが、街並みの古さ、スクーターが走りまくる大通りの様子など、今思えば、「それが台湾らしくて最高じゃーん」と声高らかに叫びたくなることに、到着当日の私たちは拒絶反応が無条件反射的に出てしまっていたのでした。
しかししかし、そんな想いも吹っ飛びます。それも一気に!ちょうどその日に合わせ日本から私の親友が観光で訪れていたんですが、タイミングよく夕方に合流。傷心気分ながら、そのまま台北の街に3人で繰り出したのでした。
・・・あれぇ・・・台北ってやっぱ楽しいとこなんじゃないかぁー!
(台湾記念日@台北へ続く→)