雨だけにはあたりたくない
降水量も旅行者にとってはとても気になるところですよね。ロングステイであれば日程の変更もある程度やりくりできますが、ショートステイ、特に、3泊程度の短期旅行者にとって、雨が降るのか否かというのは旅行全体の快適度を左右する大問題です。
でも、こればっかりはどうにかしたくてもどうにもなりません。天気予報を事前にチェックして、出来る限りの対策を講じる以外は祈ることぐらいしかできません。
大まかな降水量を知ることも重要な準備です。かと言って雨の少ない月に訪台すれば、完全に雨天を避けられるってことでもないんですが・・・ただ、雨に降られる確立を下げるという意味では効果を発揮してくれるでしょう。
前回の記事「過去30年間の平均気温から見る台湾の季節性」では気温に関して見てみましたが、引き続き今回は降水量について台北と東京で比較してみましょう。
台北と東京を比較
基本的に、降水量は多いと考えた方が良さそうですね。ほぼ全ての月で台北が東京を上回っています。
2月後半~5月にかけて前線が停滞し、小雨がシトシトといつまでも降り注ぐような状況になります。 この時期の滞在は、ロングステイであっても雨傘を準備した方がよいでしょう。
特に、4月後半からは梅雨に突入しますので、湿度が高まり、蒸し暑くなります。 昼と夜の温度差があるので、羽織るものがあるととても重宝します。
6月~8月になると台風が発生し、上陸する回数も多くなります。気象情報には充分な注意が必要です。 雨天対策が必要なのは言うまでもありませんね。
10月、11月に入ると過ごしやすい気候になりますね。この2ヶ月間だけは、東京よりも降水量の値が低くなっています。地域的には、北部は雨が降りやすいので、雨具を携帯しましょう。
12月から1月にかけて南部は好天に恵まれます。 高山では、多少、雪が降る所もあります。旅行中、雨天だけはどうしても避けたい、というのであれば、10月~1月を選ぶのも得策ですね。
おまけに日本では寒~い冬と重なります。寒さしのぎの意味合いも兼ねれば、一挙両得ですね。台湾の魅力がグーッと増すシーズンでもあります。