台湾でロングステイライフを送る方々が、どの程度恩恵を受けるかは未知数ですが、台湾高速鉄道/台湾新幹線が11月9日にダイヤ改正を実施、12日より自由席が発売されることになりました。
えー!台湾新幹線って自由席なかったのー!!
と、驚いている方もいるかもしれませんね。そうなんですよね・・・指定席しかなかったんですよね。
さらに、「台湾新幹線の乗車率が過去最低 原因は?」の記事内でも書いたんですが、私個人的な印象として、頻繁に台北-高雄間を行き来したいなどと考えているロングステイヤーにとっては、あまり台湾価格を享受できる水準ではないと感じています。
自由席の詳細
今回の自由席なんですが、指定席の7%引きになるそうです。正直、たいした差はないですよね。 台湾の人たちはにとっては割高な印象は変わらないだろうと思われます。
まあ、指定席と自由席の金額的な差は、もともと日本でも大きくないので当然なんですが・・・
さて、この自由席。購入当日であればどの列車に乗ってもよく、立乗りも可能。車両編成は10~12号車の後部3両が割り当てられるようです。
自由席が発売された後、11月中旬あたりに、自由席の回数券が発売されるようです。4枚が1セットとのことなんですが、これがまたちょーっと変かな・・・と思ってしまうんですよね。
日本で回数券と言えば、1枚づつ切り離して利用できますが、台湾のものはどうやら違うようです。どちらかというと「4回利用可能な不定期券!?」のようなイメージで、切り離して利用することができないようです。
実物をまだ見ていないので勝手な予測の範囲内なんですが、おそらくカード形式なのかな・・・などど考えています。
記名箇所もなく、上り下りの区分もないので、時間帯が異なれば、家族や友人との間で共用する、という使い方はできるようですが、夫婦や家族連れのロングステイヤーにとっては使い勝手悪いですね。
料金は、通常の自由席よりさらに安く、現在の指定席料金の88%となり、有効期限は2ヶ月間とのことです。
ここまで安くなってくると、上手に利用できれば、ロングステイ中の新幹線を利用した台湾国内小旅行を、ちょくちょく楽しめるかもしれません。
自由席に関する追加情報
さてさて、さらに追加的なお知らせになりますが、この台湾新幹線。当面の措置として、2007年いっぱいに限り、自由席は現在の指定席の2割引きでの提供になるとの発表がありました。 こうなると大分お得ですね!
現地の台湾人の知人も、「年内に南部への旅行をちょっと考えてみるよ」と言ってましたよ。 台湾ロングステイフリークとしては、年明け以降も同水準が継続されることを期待したいところです。
2008年3月31日から新たな料金体系が適応されているようです。チェックしてみたら、平日と週末(金~日曜日、祝日、連休の前日)とでは料金が違うんですね。びっくりしました。
台湾高速鉄道日本語ページ
⇒http://www.thsrc.com.tw/jp/ticketing/fare.asp
追記・更新:
2008年4月22日
2007年12月10日