台湾の出入国に関する人口統計(2007年1月~9月)が台湾交通部観光局によって発表されました。台湾の地理は皆さんご存知の通りだと思います。日本と同じく東アジアに属していますが、周辺諸国が日本とはちょっと異なってきます。
台湾は北回帰線が横断しているだけあって、東アジアの国々との地理的関係だけでなく、東南アジアにも非常にアクセスしやすい位置関係なんですよね。そういう意味では、台湾を行き来する人々は、より国際色豊かな人種構成なのではと予測されます。
さてさて、私たちがロングステイでお世話になる台湾はどんな国の人々が往来しているのでしょうか。台湾の出入国人口を、台湾を取り巻く地理的要因と関連させながら見ていきたいと思います。
台湾に来た外国人
総数は216万0322人で、昨年比4.21%の増加です。
- 1位 日本人
- 2位 アメリカ人
- 3位 韓国人
- 4位 シンガポール人
- 5位 マレーシア人
85万8000人 1.86%増加
28万6000人
16万3000人
13万人
9万人
台湾に来た日本人はダントツで日本人が1位ですね。これってホント、ダントツという言葉がびったりな水準です。距離的にも近いですし、気候も暖かいとなれば、日本人にしてみれば訪問しやすいですよね。だからロングステイしたい、と考えるわけですよね。
日本人が台湾を訪問したい理由って、結構容易に思いつきます。まず、近いことが大きいですよね。近いと航空券の料金もグッと安くなりますし、今、旅行者の頭を悩ましている燃油チャージも比較的低い金額で済みますよね。これは実はかなり影響してると思います。
その他、日本人の味覚に合う台湾の料理・グルメ。親日的な人々などなど。ちょっと考えただけでスラスラと要因が出てきます。それらを基本にロングステイや観光旅行、その他市民レベルの交流、企業の交流や進出など日台関係は盛んです。
2位以下を見てみると、アメリカ人が多いというのが個人的には意外な感じがしました。欧米の国から唯一のランクインです。
それ以下はやはりアジアの国ですね。日本、韓国など、経済的に比較的恵まれているところからの訪問が多いという傾向は、まあ当然でしょうね。今後、中国からの渡航者が自由に来れるようになれば、順位は大きく変動していくことが予想されます。
台湾を出国した台湾人
総数は690万6583人です。
- 1位 香港
- 2位 日本
231万2000人
97万8000人
こちらは2位までのデータのみですが、これも1位の香港はダントツですね。もっと日本にきてくれればいいのになぁ・・・なんてちょっと思いますが。
台湾から香港と言えば、ホント目と鼻の先という表現がしっくりくる程に近いですから無理もないでしょうね。地図でチェックしてみると、東京-大阪間のような感じですからね。台湾人にとっては、うってつけの渡航先というわけですね。
順位はどうあれ、日本と台湾の交流はこの数字から見ても盛んであると言えると思います。この中に我々ロングステイヤーも入っているわけです。そういう意味では、側面的に日台の交流に一役買っているともいえますね。まあ、本音は好きで勝手にやってることなんですがね。
今後も日本と台湾の交流がいつまでも盛んであってくれることを望んでいます。