士林夜市は、台湾に数ある夜市の中でも最も歴史が古く、規模も最大級です。国内外の観光客のほとんどが訪れると言っても過言ではないぐらい人気の高い夜市の一つとも言えますよね。ロングステイ中に訪れる人もかなり多いと思われます。
士林夜市の歴史
士林エリアは、元々は基隆河の渡し場としての役割を果たしていました。この辺り一帯の農産物や、周辺で取れた新鮮な魚介類までが取引され、運搬されていたようです。
そのうち、徐々に周辺に小さな商店や屋台が集まり始め、日中は野菜等をを売っていたようですが、、お小遣い稼ぎをしようと、夜はちょっとした料理や雑貨を売るようになりました。
1909年に設立されて以来、いつの間にたくさんのお店が集まるようになり、夜市の規模もジワジワと広がり現在の姿に変貌を遂げたと言われています。
士林夜市 臨時集中市場
現在の士林夜市は、大きく二つのエリアに分ける事ができ、1つはMRT剣潭駅の真正面にある臨時集中市場です。
ここは、2005年11月24日から正式使い始められました。それまでの士林市場は老朽化が進んだ上、風通しの悪さ、環境や衛生に関する問題を抱えてたため、台北市政府が2002年10月14日、日本統治時代に建てられたレンガ造りの建物だけを残し取り壊したようです。
この士林夜市では、まさに様々な食べ物、飲み物、娯楽が楽しめますね。台湾の屋台で売られているものは、それこそ何でもあるんではないかと思うほど種類も豊富です。ロングステイしているけど夜市はまだ体験していない方は、ぜひ行ってみて下さい。
まるで屋台のフリーマーケット、又は、屋台のチャイナタウンみたいな印象です。それぞれのお店が、建物内で割り当てられた場所に屋台をセッティングして、ひしめき合うように並んだ状態で商売しています。
MRT剣潭駅のまん前という場所柄、非常に多くの人でにぎわっています。特に初めて士林夜市を訪れた方々は、まずはここに吸い寄せられるように入っていくでしょうね。私もロングステイ中、初めてここを訪れたときはかなり驚きました。
士林夜市 陽明劇院周辺
もう1つは陽明劇院を中心としたエリアで、非常に広範囲に及んでいます。文林路、基河路、そして大東路と大南路も士林夜市の一部となっていて、商店が連なり、範囲も非常に広く、さらに各種雑貨、おいしい台湾の小吃の屋台が密集しています。
本来はこちらのエリアもさらに細かく分けるほど広範囲です。臨時集中市場を過ぎ前方に目をやると、まるで街全体が夜市と化しているかのような印象ですよね。屋台だけではなく、通常のビルのテナントにて営業しているお店も夜市の一部と化しています。
こちらのエリアは食べ物だけでなく、いわゆる的屋さんのようなお店もたくさんあります。思わず「やってみようかな」と思わせるものから、しょーもない感じのものまで様々ですね。
その他にも、ペットショップや占いブースが集まったところなど、台湾の夜を存分に楽しめるお店がいっぱいです。さらに奥へ奥へ行けば、思わぬ掘り出し物出会えるチャンスもあるかもしれませんね。
おそらく1日ではエリア全体を見て回ることはできないと思います。なので、何度も足を運べますよね。ロングステイしていて、ちょっと暇だなーなんて感じた時にはうってつけの場所です。
アクセスも台北駅からMRTで剣潭駅まで行くだけですから本当に簡単ですので、初めて台湾を訪れる方も、ぜひ士林夜市を体験してみてください!とっても楽しいですよ。