宜蘭県蘇澳鎮
蘇澳は台湾東北部、宣蘭県の南部に位置し、高台から望む蘇澳港は、大自然の緑と人口の建造物がとても美しいハーモニーを奏で、ロングステイの忘れられない景観の1つとなりそうな印象です。
東は太平洋、西北は冬山郷、五結郷と繋がり、西南は南澳郷に隣接し、自然環境に恵まれたエリアですよね。
温泉も有名ですが、冷泉でも知られています。その冷泉を利用して製造したラムネが特産品にもなっています。おもしろそうですね。
南蘇澳の山間部には大自然が横たわり、趣のある風景、湖、滝など、ロングステイの重要なテーマになり得る「山歩き」に最適なエリアが広がっています。
この蘇澳も、北台湾をロングステイ拠点とする方々の、台湾国内の小旅行として訪れやすい距離ですよね。ダイレクトにこの蘇澳をロングステイの拠点とすることも、真剣に考えさせられる興味深いエリアです。
蘇澳の気候:平均気温・降水量・湿度
- 年間降水量 4609.5ミリ
- 年間降雨日数 213日
- 年間平均気温 22.4度
- 年間平均湿度 81%
- 年間平均最高気温 25.2度
- 年間平均最低気温 20.0度
蘇澳の雨量と風向き
蘇澳の雨量は、常にその風向きと密接に関連しているといわれています。
毎年10月下旬から翌年3月あたりまで、東北からの季節風の影響で非常に多くの雨が降ります。特に雨が多い時期で、上記のデータを見ても一目瞭然ですね。
宜蘭市や基隆市も同様の傾向が見られます。特に基隆とはよく似ていて、春先まで多雨の状態が継続しています。
その後5月上旬より、西南からの季節風が徐々に勢いを拡大し、いわゆる梅雨の季節に突入します。降水量データを見ると、梅雨の時期はそれほど雨は多くない印象を受けますが、これでも多い方なんです。
そうこうしているうちに、6月中旬から9月中旬の台風のシーズンの到来となります。ただ、この時期はそこまで多雨な印象は受けませんね。台湾の他のエリアと比較してもそれほど変わりませんが、台風による大荒れの天候にはやはり注意すべきです。
蘇澳の気候・気温データををロングステイに生かす
総じて、夏はとても暑く湿気もあり、冬は雨が多くじめじめした気候になっています。平均気温は22.4度、山岳エリアでは8度以下です。山がロングステイテーマの場合は要チェックですね。
5月以降の平均気温が毎月20度を越え、7月が暑さの最盛期となり、山岳地帯でも最高気温が20度の手前までは上昇することもあるようです。
いや、しかしとんでもなく多い年間降水量ですね。とにかく1年中雨が降っている印象です。年間降雨日数の平均値も実に58%を超えています。
ただでさえ降水量が年間を通して多い中、秋から冬、そして春先にかけては凄まじいの一言です。10月と11月などは、通常の2~3倍規模の降水量です。この時期のロングステイは見合わせたほうが無難でしょうね。
ただ、このエリアもぜひ訪れたいイベント等もあり、豊かな自然環境を満喫するのに最適なエリアなので、雨対策をある程度した上で滞在を楽しみたいですね。