海鮮・グルメ・エンターティーメントを一体化した「碧砂漁港魚卸売りセンター」は、民国87年(1998年)3月29日に正式に営業がスタートしました。
この碧砂漁港周辺海域は、雄大な大自然の美しい景観だけでなく、和平島公園や八斗子海浜公園、望海巷海蝕平台及び基隆嶼(*1)等の素晴らしいスポットも点在しています。
碧砂漁港で名産品である蟹を食べるのもよし、水上バスの”藍色公路”と呼ばれる観光娯楽漁船に乗り、華塔、基隆嶼、番仔澳等の観光名所に向かうのもよし・・・様々なスタイルに選択可能です。
センターの横には「海功号」と言う水産試験所をリタイヤした極地遠征の遠洋研究漁船が展示されています。
なお「海功号」は2008年から観光客が船内に入れるようになり、内部設計等が公開される予定です。
*1:基隆北方の海上、基隆港から約6kmの所にあり、東北ー西南の長さ約960メートル、島で一番高い所で海抜182メートル、形は鯨のようである。棉花嶼、澎佳嶼、花瓶嶼と共に、火山の噴火によって形成された基隆の外海にある小島のうちの1つで、珍しい火山地形の他に火山蟹も生息している。
碧砂漁港で台湾の新鮮海鮮を堪能
碧砂漁港の周辺の海域は、いわゆる経済価値の高い海鮮である、海老、貝類、海藻、ウニなどがとても豊富なんです。
イカを例にとってみても、その種類は数百種にのぼり、まさに台湾海鮮の玉手箱と言われています。
碧砂漁港魚卸売りセンターは、中間マージンを出来るだけ排除し直接展示販売の形式をとっています。だから価格が安く抑えられているんですね。
センター内には、主に、新鮮な魚、海老、貝、海藻類などの水産品が売られている鮮魚コーナーと、新鮮で安い海鮮料理が楽しめるフードコートから成っています。
せっかく碧砂漁港を訪れたのですから、海鮮料理を食べずして帰るのはもったいないですよね。センター内のフードコートや北寧路の海鮮レストランで台湾のシーフードグルメを満喫してみましょう!
漁港の市場で買った海鮮を持ち込んで調理してもらう事もできます。その際調理代として、100~200元程度請求されます。価格などの詳しい事は、各店にて確認してみましょう。
海鮮料理を注文する際の注意点
海鮮の値段はピンからキリまであります。それぞれの魚介類の状態、つまり生なのか、冷蔵ものなのか、はたまた冷凍保存されていたものなのか・・・
海鮮の状態により、その価格は時には天と地ほどの差があることもあります。これは台湾でのロングステイに限らず、日本でも同様ですよね。
碧砂漁港魚卸売りセンター内のフードコートや北寧路のレストラン関係者からは、客との間でのしばしばトラブルが発生する・・・という話も聞かれます。
トラブルを避けるには購入・調理の前に、何が欲しいのか、又はどれを販売するのかなど、客と店双方が、しっかりと状況把握を共有することが大切です。
トラブルを避けるためのポイント
- まず、自分が欲しいものを伝える。厳密に指差すなりして、実際に欲しい商品をはっきりと伝える。
- その商品の値段を確認。重量で値段が変わるものは、あらかじめ重さを計り、正確な金額をお互いに共有する。
- その商品を調理したらいくらになり、その際に最終的な合計金額も共有する。
このような段取りを意識しておくと、トラブル発生の可能性も激減、新鮮な台湾海鮮を堪能すると共に、楽しいロングステイの思い出もまたさらに増えていくでしょう。
仮に、碧砂漁港魚卸売りセンターのフードコート内で起きたトラブルであれば、躊躇せず、卸売りセンター内のオフィスに苦情を訴えるといいでしょう。
碧砂漁港のもう1つの売り
基隆市碧砂漁港の魚卸売りセンターは台湾国内、及び日本など海外の観光客にまでその名をはせていますが、夜の碧砂漁港の景観も実は要チェックポイントであるのを知っている人はあまりいないようです。
時間に余裕のあるロングステイの特徴をいかし、日中から夜まで、碧砂漁港をまるごと楽しんでみてはいかがでしょうか。
夜の幕開けと共に漁港の四方はライトの光に灯され、静かな水上に映し出される光の影、漁船やヨットがそよ風に揺れる様子、そして彼方に浮かぶ九分の町の光・・・
心が吸い寄せられロマンチックな気分にさせられると、現地台湾人の間で評判も上々です。
他の漁港とは異なり、ここ碧砂漁港は夜になってもエリア内のたくさんのお店はとても賑やかです。コーヒーを飲みながら、海面に映し出された九分の街の光を見ながらロングステイライフを満喫するのも最高です。