台安病院を7回にわたってお伝えします
台湾でのロングステイを考える時、始めのうちはロングステイのテーマや大まかな予定・希望などを漠然と思い浮かべますよね。こんなことを基本的に取り組みながら台湾でロングステイライフを送ろう・・・そんな感じで予定を組み始めることでしょう。
そこから、時期、居住施設、予算などより詳しい内容の検討や決定へと進んでいきます。そしていざ出発の日が決まるような段階にくると、様々な心配材料がフッと頭に浮かんだりします。
その1つが万が一のときの医療、医療施設に関することですよね。この部分を出発前に明確に把握できればかなり安心して台湾へロングステイに出かけられるのではないでしょうか。
今回、「台湾ロングステイ 再び!」では、台北市にある「台安病院」をクローズアップし、全7回にわたり詳細をお伝えすることになりました。特に、どのような専門の科があるのか、どのようなケースでどの科にかかればよいのか・・・など詳しくお伝えします。
台安病院のインフォメーション
名称:台安病院
英語表記:Taiwan Adventist Hospital
住所:105台北市松山區八德路2段424號
Tel:(02)27718151
WEBサイト:http://www.tahsda.org.tw/
台北を拠点にロングステイされる方はご参考に。
その他のインフォメーション
- オンライン診療予約受付サービスサイト:
https://www.tahsda.org.tw/newregister/
台安医院の歴史
台安医院は「セブンスデー・アドベンティスト教会」によって主催され、世界中に400余りある医療機関の1つです。
1949年、上海から台北に移転してきました。創業者のミラー医師(Dr. Harry Miller)と教会関係者、台湾の産業界、政府機関が共同で計画し、1955年3月28日に正式に台安医院が開設されました。
当初はベッド数70程度でのスタートでしたが、間もなく最新鋭の医療設備が次々に導入され、台湾でトップ水準の医療施設の1つとなりました。同時に、来院する患者の数も増加したため、1986年、現在地に一般病床、介護病床、人工透析病床、精神科日帰り病床等を開設し、ベッド数も450に増やされました。
1994年以来、台安医院(台安病院)は台湾の保健省から「区域教学医院(地域教育病院 “a Regional Teaching Hospital” )の格付けを受けています。
台安医院の医療提携
台安医院は母体が宗教関係機関であることと、現在の規模が非常に大きいこと、区域教学医院に指定されていることなどから、国内外の様々な医療機関と提携関係にあり、より安心できる医療ネットワーク体制が構築されています。
◆海外:
・台湾、香港、日本、韓国を含む北アジア太平洋地域
アドヴェンティスト・ヘルスケア・アソシエーション(AHCA)に所属する9つの病院との提携
・北カリフォルニアの四つの医療センター
ロマリンダ大学(Loma Linda University)とそのメディカル・センター
ホワイトメモリアルメディカルセンター(White Memorial Medical Center)
グレンデールアドヴェンティストメディカル・センター(Glendale Adventist Medical Center)
キャッスルメディカル・センター(Castle Medical Center)
◆台湾国内:
・メディカルセンター
台湾大学、馬偕、台北栄民総医院、三軍総医院など。
・地方病院
台北医学大学付属病院、新光医院、市立療養院、省立台北医院など。
・政府管轄地域
中華開放医院、宏仁医院、博仁綜合医院、省立竹東医院など。
・学校
陽明大学、輔仁大学、台北護理学院など。