さて今回は、安心して台湾のロングステイライフを送るために欠かせない医療の確保という側面から、台安医院の第5回目として小児科部門後編をお伝えしていきます。小児科部門は広範囲に及んでいるので、前編と後編にわけてお伝えしています。
台北の大きな総合病院である大安病院の専門の「科」について確認するために、ぜひお役立ていただければと思っています。
当サイト内のさまざまな記事内において、お子さんを伴って、又はお孫さんを伴っての台湾でのロングステイを提案しております。小さな子供さんをつれて台湾にロングステイするなんてとても楽しいことなんですが、反面、はしゃぎすぎて思わぬところで体調を崩してしまった・・・
ロングステイだけでなく、台湾に駐在されている方でお子さんがおられる方々にもご活用いただければと思います。
小児科部門に属する科
◆【小児アレルギー・免疫・リウマチ科(Pediatric Allergy/Immunology/Rheumatology)】:
・アレルギー疾患
- 小児食物アレルギー症状の診断及び治療
- 小児皮膚症状の診断及び治療(蕁麻疹⇒じんましん、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎….)
- 小児アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎の症状の診断及び治療
- 小児喘息の症状の診断及び治療
- アレルギー体質に関連する知識や質問及び指導
・免疫不全
- 小児先天性免疫機能不全症状の診断及び治療(反復性感染の発生….)
・小児リウマチ疾患
- 若年性関節リウマチ症状の診断及び治療
- 若年性皮膚炎症状の診断及び治療
- 全身性エリテマトーデス(全身性紅斑性狼瘡:SLE)症状の診断及び治療
- 血管炎症状の診断及び治療(アレルギー性紫斑病に似た症状、川崎病、結節性多発動脈炎…)
◆【小児集中治療及び救急看護科(Pediatric Critical Care Medicine & Emergency)】:
- 先天性心疾患に心不全の併発
- 重症肺炎に胸水或いは針や胸部チューブを使って抜き取る必要の膿胸の併発
- 敗血症性ショック
- 呼吸促迫症候群
- 喘息大発作或いはその他の肺疾患による呼吸衰弱
- 重症の腸病毒
- 各種の外科手術の術後看護
- 重い脳膜炎、全般性強直間代発作或いは各種の脳部の重症
- 予想外の重症度の高い事故、例えば溺水、一酸化炭素中毒
- 糖尿病性ケトアシドーシス
◆【小児循環器科(小児心臓科Pediatric Cardiology)】:
- 心疾患
- 不整脈
- 心雑音
- 心臓カテーテル治療
◆【小児予防保健スペシャル外来(Children Preventive Health Care Clinic)】:
- 診療対象:0~6歳児
- 診療項目:予防保健検査、予防接種、健康診断
- 受付時間:午後1:30~4:00(現場受付、人数制限なし)
- 診察場所:小児科外来
台湾の児童健康手帳、及び医療補助証明をお持ちの場合は提示する必要があります。
◆【予防接種クリニック(Vaccination Clinic)】:
月曜日から木曜日午後2:00~3:30に2階の小児科外来、日曜日は午後1:00~3:00に医療大楼(医療ビル)一階健診センターで行われます。
◆【早期治療綜合評価スペシャル外来(早療聯合評估特別門診Children Rehab Evaluation Special Clinic)】:
主に0~6歳の児童に対する神経生理の発達、知覚動作の発達、生活的能力の発達、心理的認知の発達、情緒・行為の発達等などの総合的評価結果が提供されます。
日時は毎週火曜日午後2:00~3:30で、小児リハビリテーション科の林士源先生、小児神経科の曾兆麟先生、小児心智科(小児心療科)の許正典先生が合同で診察します。場所は小児科外来になります。
◆【未熟児フォローアップクリニック(Premature Baby Follow-up Clinic)】:
台安医院で出産、或いは外部の病院で出産し3日以内に転院し、出生体重が1500グラム未満の未熟児である場合が対象です。
外来診察時間と担当する医師は、毎月の第一月曜日の午前は小児科の陳萬徳先生。毎月の第二月曜日の午前は小児科の王和順先生となっています。
◆【児童栄養相談指導スペシャル外来(Children Nutrition Special Clinic)】:
特に肥満児及び成長発育不良の情況にある児童を対象とし、母親に必要な栄養指導などのサービスを提供する。外来診察時間は毎週日曜日午前9:00~12:00
このスペシャル外来は自費出費の患者のみが対象となっています。台湾の健康保険は受け付けていません。
上記にお伝えしている日程や詳細は記事投稿日時時点の内容となりますので、その旨ご了承ください。大きなシステム変更等は考えにくいですが、詳細部分では追加、改良等が実施されている場合もありますので、ロングステイ、駐在等でご利用の際は再確認されることをおすすめします。