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「.TPE-Free AD WIFI」は会員登録一切不要で使えます!
「.TPE-Free AD WIFI」は無料wifiネットワークでお馴染みのTaipeiFreeのサービスの一部というスタンスで、台北メトロ(台北MRT)の駅だけでなく車内で使えるという画期的なものです。
「Free AD WiFi」という民間企業が提供している無料wifiが行政と提携して台北メトロで利用できるよう提供している・・・そんな無料wifiです。
「.TPE-Free AD WIFI」の最大の特徴の一つに、
- 事前の会員登録が一切不要な事
が挙げられます。勿論、台湾へ旅行に来た外国人も同じように利用できます。
事前の手続きって要領を得れば実は大して難しくはないってわかるんですが、その領域に辿り着くまでは「海外のwifiの会員登録申請か・・・面倒くさいな・・・」って印象が先行してしまって、ついつい後回しにしちゃいがちですよね。
欲を言えば、事前登録なしで利用できれば最高ー!・・・なのですが、それが実現できてしまうのがこの「.TPE-Free AD WIFI」です。
「.TPE-Free AD WIFI」は会員登録も不要で無料で利用できる代わりに、ログインする際に数秒程度広告が表示される仕組みです。
ログインの度に毎回なのですが、実際、ほとんどストレスを感じることなく利用できています。
実際に散々使ってみてのリアルな感想
そんなお手軽に利用できる「.TPE-Free AD WIFI」なのですが、実際に使ってみると快適に使える場合とそうでない場合が混在しています。
手続きなしで無料で利用できるのはとても良いのですが、実情を理解した上で上手く使いこなすスタンスが必要かな、と思います。
車内での接続は、中心部は良いが全路線的にはイマイチ
「.TPE-Free AD WiFi」の最大のウリは、勿論、台北メトロの車内で利用できること!
これは凄いと思います。
無料wifiは基本的にスポットでの利用となり、移動しながら利用できるまでのレベルの無料ネットワークってないです。
一部の路線バス、及び桃園空港MRTにはあるのですが、徒歩も含め、タクシーとか電車など台湾滞在中に最も頻繁に利用する手段において、移動しながら無料で利用できるwifiってなかったんですよね。
なので「.TPE-Free AD WiFi」で台北メトロの車内で利用できると知った時は衝撃的でした。
ですが、実際はそこまで快適には利用できない・・・というのが現状です。
開通当初は板南線と淡水線のみで、2017年の年末にかけて全ての台北メトロで利用できるようになるとのことですが、現在、中心的な路線である板南線でも、すべての区間で車内で快適にネット接続できる環境にはない・・・というのが正直なところです。
台北駅周辺の中心的な区間では途切れずネット接続が維持できるケースもあるのですが、忠孝新生を超えて忠孝復興、忠孝敦化の方向へ行けば行くほど、駅を離れると接続が途切れ、次の駅に着くと一旦回復し、駅を離れると再び途切れる・・・。
その間、再び広告が表示されログイン作業を行い、やっと繋がったと思ったら途切れる・・・という繰り返しになる感じです。
ただ、西門、台北駅から忠孝新生までの中心的なエリア内の区間では、結構しぶとく接続が継続し、そこそこのネット接続が可能なこともありますし、淡水線でも台北駅から中山、雙連、民権西路までの区間でも同様なので、その辺りのエリアだけを台北メトロで行動するような場合には、結構使えるじゃん・・・・と感じられることもあると思います。
台北メトロ(MRT)駅・ホームではほぼ確実に接続できる!
駅、ホームでは確実に繋がります。
自動接続設定にしておけば、ネットワークを検知したら自動で接続作業をスマホがしてくれるので、無料wifiだけで台北を旅する方にとっては便利です。
駅やホームで繋がりがイマイチ・・・と感じることは稀なので、基本的に、「台北メトロの駅に辿り着けばネットに繋げられる!」という感覚を持っていて問題ないと思います。
他路線と連結している駅の移動通路では繋がらない場合が多い
ただ、台北駅などの他の路線と連結しているような大きな駅では、駅構内での移動が結構長いですよね。
残念ながら移動の通路では、たとえ改札を抜けていないエリアでも接続が途切れることが多いです。
ホームから上階へ上がるエスカレーターで切れることが多い
ホームも基本的には安定的にネット接続が可能なのですが、上階へ上がるエスカレーターに乗ると接続が途切れることが多いです。
車内でイイ感じで繋がっていて目的地の駅に到着し、そのままネットで調べものしながら上がろう・・・なんて思っている矢先にエスカレーターで電波ロスト・・・なんてことも結構起こります。
「.TPE-Free AD WIFI」は利用する価値ある?
以上、「.TPE-Free AD WIFI」の使い勝手などについてお伝えしてきましたが、ややネガティブなことが多目だったかと思います。
ただ、
- 事前登録が一切不要
- 外国人でも問題なく利用可能
- 駅・ホームでは確実にネットに繋がると計算が立つ
- 車内でも台北駅周辺の中心部エリアなら途切れず使えることもある
などの理由で利用する価値は大いにあると感じます。
もう少し台北メトロの車内でしっかり繋がるようになると、「移動中でも使える」という無料wifiの最大のネックを解消できることになるんですけどね。
その辺は今後の改善に期待しつつ、事前登録不要の利便性や台北メトロの駅やホームで確実に利用できるというポイントを活用するスタンスで使えばかなり役に立つ無料wifiになると思います。
「.TPE-Free AD WIFI」の接続方法 完全ガイド
台北メトロ(MRT)の駅が近づいたら「.TPE-Free AD WIFI」というネットワーク(SSID)を選択します↓
ログイン画面が表示されます↓
- 一鍵登入(For Locals)
- 外籍人士登入(For Tourist)
のどちらかを選択するのですが、面倒なので旅行者でも
- 一鍵登入(For Locals)
を選択してしまってもログインできると思います。
選択後、画面が広告に切り替わります↓
数秒そのまま静止したままでいると、自動的に以下の画面に切り替わります↓
何も問題なければ、そのままログインが完了します。
同日にログインを既にしていたりすると、モタついたまま、いつまでもログインが完了しないことがあります。
そういう場合は右上の時刻の下あたりのタブを開けて、「このネットワークをそのまま使用する」を選択するとログイン作業が完了する・・・という流れになることも多いです。
ただ、これはスマホの機種によって異なるかもしれません。(画像はSonyのExpediaのもの)
事前手続きが不要なので積極的に利用してみてください。
【裏技】「.TPE-Free AD WIFI」は実は2回線ある!?
台北メトロに長々と乗り、それを何回も何回も繰り返しながら「.TPE-Free AD WIFI」を使い倒していると、「.TPE-Free AD WIFI」は実は回線が2つあるエリアがあることに気付きます。
もしかしたらそのうち回線が整理されて1本になるかもしれませんが、現状、2つの回線がある区間があるんです。
ネットワーク名は以下の2つです。
- 「.TPE-Free AD WIFI」
- 「.TPE-Free AD WIFI.」
●2つのネットワークが表示されてる画像●
違いわかります?
2つ目は最初と最後の両方に「.(ドット)」が入る表記になっています。
それぞれ回線に特徴が持たせてあり、
- 「.TPE-Free AD WIFI」→電波強度が高いがリンク速度は遅い
- 「.TPE-Free AD WIFI.」→電波強度は中程度だがリンク速度が速い
という違いが存在しています。
殆どの区間では「.TPE-Free AD WIFI」のドットなしなのですが、一部区間ではドット有りの「.TPE-Free AD WIFI.」があり、そちらに接続すると、通常は駅を離れて途切れてしまう接続が、意外としぶとくキープされ、ほぼ途切れることなく繋げていられる状態をキープすることができてます。
まあ、裏技って程の事でもないのですが(笑)、もし2つの回線を発見できたら、「ドット有り」の方を選び、少しでも快適なネット接続をエンジョイしてみてください!
TPE-Free AD WIFIの利用体験記
西門→雙連 2017年10月12日
木曜日の14時半頃の利用。
西門から乗車して台北駅で下車。1駅だったのでここではTPE-Free AD WIFIを利用せず、乗り換えて台北駅から雙連駅までの淡水線で試しました。
同日、忠孝復興から西門まで珍しく超快適な状態だったので期待したのですが全く繋がらず・・・。台北から中山駅に入った時に少し繋がったものの、中山駅を離れると再び落ち、「接続先にインターネット接続がありません」と表示され、そのまま再接続されることはありませんでした。
正直、全く使えるレベルとは言えない状態でした。
忠孝復興→西門 2017年10月12日
木曜日の13時頃の利用。
板南線で忠孝復興駅から西門駅の区間を利用しました。忠孝復興駅から乗車して直ぐにログイン完了。その後、善導寺→台北→西門まで、一度も落ちることなく快適に利用できました!
正直、ここまでTPE-Free AD WIFIが快適に車内で利用できるのは珍しい!!
アンテナも途中何度か3本に落ちましたが、それ以外は4本MAX状態でした。ただ、こういう状況はあまり遭遇しない・・・というのが残念ながら現状です。
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